アブダビ:ソンカが4位に降格

チェコ人パイロットがマグネトーの点火タイミングのルール違反で2ポイントを失った

Red Bull Air Raceのレース委員会が、レース後にパルクフェルメで行われた機体検査でマルティン・ソンカの機体に技術的なルール違反があったとして、ソンカのファイナル4失格を決定したことを発表した。

Red Bull Air Raceのテクニカルディレクター、ジム・リードは、今回の決定理由について次のように説明している。「ソンカの失格を決定した理由は、エンジンのマグネトーの点火タイミングの不正です。Red Bull Air Raceでは上死点前のクランク角度(BTDC / Before Top Dead Center)の上限を25°に設定していますが、ソンカのエンジンは25°ではなく28°に設定されており、エンジンの馬力にアドバンテージが得られるようになっていました」

この決定を受け、Red Bull Air Race World Championship 2018シーズン開幕戦アブダビのファイナル4終了時に3位だったソンカとTeam Sonkaは、ファイナル4最下位の4位に降格した(現行ルールでは、失格は1セッションのみに適用される)。

リードは次のように説明を続けている。「我々は、Team Sonkaが故意にアドバンテージを得ようとしたわけではないと判断しています。点火システムを長時間使用していると、システムのコンポーネントが徐々に疲弊していくため、点火タイミングがずれていきます。そして、点火タイミングがずれていけば、点火システムがエンジンの馬力にアドバンテージを与えていきます。今回は、Team Sonkaがマグネトーの点火タイミングの確認を行っていなかったように見受けられます。それゆえに、パルクフェルメでの機体検査時にマグネトーの点火タイミングが最大値を超えていたのが判明し、失格となったのです」

今回の決定により、Team Sonkaは2ポイントを失った。また、ワールドチャンピオンシップ順位も4位となった。