マルティン・ソンカ:10のトリビア

シーズン3連勝中のチェコ人パイロットの素顔に迫る

Martin Sonka in the Recon Flight

Red Bull Air Race World Championship 2018シーズンが残り2レースとなった現時点で、シーズン3勝を記録しているマルティン・ソンカは、総合首位に立っている。Red Bull Air Raceのファンなら、昨シーズンの彼が総合2位に終わったこと、また、彼がエアロバティックスヨーロッパ選手権フリースタイル部門で3度優勝していることや、チェコ空軍の超音速ジェット機パイロットとして曲技飛行チームで活躍していたことも知っているはずだが、今回は、チェコが生んだヒーローとその情熱をもう少し掘り下げてみよう。

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[写真] チェコ空軍在籍時に搭乗したJAS-39 Gripen超音速ジェット戦闘機と再会したソンカ(2013年)

1:ソンカはクロスカントリースキーとフリースキーを愛している。冬のオフシーズンで彼が好んでいるアクティビティの上位には、ヘッドランプを装着した月夜のクロスカントリースキーがある。日中は、フリースキー用のギアに身を包んで山肌で独自のラインを探す彼の姿が見られるはずだ。

2:ソンカは体操競技に熱中していた過去がある。6歳から18歳まで体操に打ち込んできた彼は、今も体操を素晴らしいスポーツだと考えている。

3:ソンカはバイクを心から大切にしている。彼はエンジンの付いたものなら何でも好んでいるが、バイクは特別のようだ。絶景のカントリーサイドでバイククルーズに出かけるのは大きなご褒美だと彼は語っている。

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[写真] チェコ・ターボルでバイクを楽しむソンカ(2018年)

4:ソンカの実兄ジョセフは最初から彼のそばにいる。2歳年上のジョセフはマルティンがRed Bull Air Race World Championship参戦を開始した2010年から弟の右腕を務めているが、実際は、子供の頃から様々なプロジェクトやアドベンチャーに一緒に取り組んできた。

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[写真] 1980 年頃、チェコ・ターボル飛行場でZlin 50をバックに記念撮影するマルティン(左・当時3歳)と兄ジョセフ(右・当時5歳)

5:ソンカは時間を見つけては若手パイロットたちに自分の経験を伝えている。ソンカは17歳でグライダーのフライトを初体験しているが、現在もスケジュールが許すかぎりグライダーを楽しんでおり、次世代のグライダーファンへの指導も行っている。

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[写真] 2004年にチェコ国内のグライダー選手権へ参戦したソンカは中級カテゴリーで優勝した

6:ソンカはエアロビクスのインストラクターを務めていたこともある。学生時代はフィットネスクラスの指導で稼いでいた。

7:ソンカのフライト技術の基礎になったもののひとつが、エアロノーティカル・ペンタスロンだ。エアロノーティカル・ペンタスロンは、視覚と手の協調性をはじめとするパイロット必須スキルを、フライト以外の方法で強化するために考案されたプログラム。名称はペンタスロン(5種競技)だが、実際はフェンシング・オリエンテーリング・射撃・バスケットボール・障害走・スイミングの6種目で構成されている。

8:ソンカは武道・武術の大ファンだ。本人は特に興味があるのは忍術だとしているが、過去には空手や合気道を学んだ経験がある。

9:ソンカはレースでの勝利のために減量に取り組んでいる。ソンカのフィットネスは元々仕上がっているが、2017シーズンはパイロット搭乗時のレース機体にアドバンテージを与えるためにさらに10kgを落とした。彼はこのために特別なダイエットメニューを組んだが、グルメな彼には簡単ではなかった...。

10:音楽に関しては、ソンカはカントリーファンだ。本人は、様々なジャンルの音楽を楽しんでいるが、一番好きなのはカントリーだとしている。

 

■Information

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インディアナポリス(米国)で行われる第7戦は、10月6日・7日に開催。