ポルト:決勝レース後 パイロットリアクション

ドウロ川の戦いを終えたマスタークラスパイロット14名のコメントを紹介

Podium finishers celebrate

Red Bull Air Race World Championship 2017シーズン第6戦ポルトはマルティン・ソンカが優勝し、総合首位に返り咲いた。様々なアクシデントや意外なレース展開が数多く確認されたポルトの戦いを終えたマスタークラスパイロット14名のコメントを紹介する。

 

1位:マルティン・ソンカ

素晴らしい気分だ。ここ3戦連続でペナルティを受けていたので、シンプルなフライトとレースを心がけていただけだったが優勝できたので、本当に嬉しい。ロケーションは最高だ。大観衆が詰めかけてくれた。霧も雰囲気をさらに素晴らしいものにしていた。最高に美しいレースのひとつだと思う。もちろん、ワールドチャンピオンを獲得したいが、他のパイロットも速い。また、まだ2戦残っているので、各パイロットが獲得できるポイント数も多い。よって、まだ何も決まっていない。タイトルの行方はシーズンが終わるまで分からないだろう。

 

2位:ピート・マクロード

接戦だった。好タイムを出せたと思う。2位という結果も素晴らしい。ワールドチャンピオン獲得に向けて前進するために必要なポイントは獲得できた。もちろん、ポルトでは勝てると思っていたし、ポルトまでの3戦も優勝できると思っていたが、2位でも満足している。良い結果だ。

 

3位:マット・ホール

MXSの燃料タンクにひびが入っているのに気付いてから苦しい1年を送ってきた。ひたすら登り続けなければならなかった。機体を変え、チームも変えた。2017シーズン開幕時に、1年をかけて成長するのが目標だと言ったが、発言通りに成長し、こうしてファイナル4に残って表彰台を獲得できたのは嬉しい。カービー(チャンブリス)がペナルティを受けたという連絡が入っていたので、貪欲に優勝を狙わず、表彰台で満足しようと考えた。これでようやく次へ進める。

 

4位:カービー・チャンブリス

まだ映像をチェックしていないが、ジャッジは毎秒1500フレームの精度でペナルティをチェックしているので、彼らがゲート通過姿勢に問題があったと言うならば、そうなのだろう。ただ、自分には分からなかった。問題があったとも思っていない。高速フライトを狙っていたので残念だ。全パイロットがギリギリの勝負をしているので、時としてこのようなアクシデントが起きてしまう。今日は運がなかった。

 

5位:ミカエル・ブラジョー

好感触を得ている。ファイナル4進出まであと少しだ。ファイナル4進出まで0.2秒の5位でフィニッシュできた。今後に期待できる結果だ。シーズンをプラン通りに進めているので、今日の結果には大いに満足している。レーストラックは非常に楽しかった。バーチカルターンではもっと良いフライトができたと思うが、全体的には大満足だ。

 

6位:室屋義秀

フライト自体には満足しています。ソリッドな内容でした。ですが、スタートゲート通過時のスピード調整は難しく、フリープラクティスもキャンセルしていたので、正しい設定を見出すのに苦労しました。ポルトは本当に美しいロケーションです。大観衆が集まってくれました。ファイナル4進出を逃したことはタイトル争いに大きな影響を与えると思いますが、様子を見守りたいと思います。ラウジッツではもっと良い内容が披露できると思います。グッドレースになるでしょう。

 

7位:ペトル・コプシュタイン

レーストラックはテクニカルではなく簡単だった。自分のチームは色々と考える必要がある難しいレーストラックの方が好みだ。今日は高速の機体を持っているチームが有利な展開だったが、自分たちが犯した小さなミスも敗因だろう。バーチカルターンでのプルアップのタイミングも遅かった。結果には満足していないが、これもまた人生だ。カービー(チャンブリス)が素晴らしいシーズンを送っているが、残り2戦で最大30ポイント獲得できるので、ポイントをいくつか上乗せしたい。他のパイロットは怖くない。自分をプッシュするだけだ。クリーンで安定したフライトをしたい。今シーズンはこれを目標に掲げてきたが、今のところクリアできている。トップ5でシーズンを終えたい。

 

8位:マティアス・ドルダラー

チームは正しい方向に進んでいる。自分もポルトで多少成長できた。自分の流れをまた掴めてきている。バーチカルターンでのストールがタイムに影響したが、次のレースは期待できる。ラウジッツが楽しみだ。ホームレースなのでスペシャルだ。スタジアムの雰囲気は特に素晴らしい。ラウジッツは全てが身近に感じられる。ハンガーを出ればファンが待っていてくれる。他のレースでは体験できない雰囲気だ。

 

9位:ピーター・ポドランセック

今日の結果には少し落胆している。クリーンなフライトができていたが、ヨシ(室屋義秀)のスピードを上回ることができなかった。ロケーションは本当に素晴らしい。ここでフライトできるチャンスを得られたのは嬉しい。高速のレーストラックだったので、楽しくフライトできた。

 

10位:マイケル・グーリアン

ポルトは最高のロケーションだ。ミスのないフライトができた。自分の望んでいたクリーンなフライトが披露できた。今振り返ってみると、バーチカルターンをややソフトにフライトしていたのかも知れない。それが結果に繋がったのだろう。ラウンド・オブ・14敗退は予想外だった。結果を出せずにレースを終えたのは残念だったが、前を向く必要がある。

 

11位:ニコラス・イワノフ

ポルトは素晴らしいロケーションだ。観戦していた友人からスピードを間近で感じられると言われていた。しかし、もちろん今日の結果には満足していない。誰が見ても分かる大きなミスをしてしまい、バーチカルターンでプルアップするタイミングも遅かった。タイムをかなりロスしてしまった。厳しい結果だが次のレースに向けて集中したい。

 

12位:クリスチャン・ボルトン

タフな1週間だった。色々な問題を片付けなければならなかった。カウルのコンポジットと無線系に問題を抱えていたので楽しい1週間ではなかったが、このような問題は航空業界には付きものだ。レーストラックをフライトする時間が少なかったが、満足している。ラウンド・オブ・14はフリープラクティス3より4秒も縮めることができた。結果が出なかったのは残念だが、機体に搭乗してフライトするのはいつも本当に楽しいので、複雑な気持ちだ。いずれにせよ、この素晴らしいスポーツに参加できている自分は本当にラッキーだと思う。

 

13位:フランソワ・ルボット

ポルトのレーストラックはそこまでタクティカルではない。いかにスムースなフライトができるかがカギになる。個人的には非常に楽しめた。レーストラック上は快適だった。少し楽しみ過ぎたのかもしれない。フィニッシュゲート通過直前に気を抜いてしまった。フライトには満足しているが、今日は最後まで気を抜くなという良い教訓になった。正しい方向に進めていると思う。

 

14位:フアン・ベラルデ

本当に残念だ。悲しく、苛立ちも感じている。Red Bull Air Raceのキャリアで最悪の瞬間だ。今週はスペインに戻って機体の修理を続ける。残り2戦を笑顔でレースできる状態になることを祈っている。