2018シーズン後半4戦の見どころ

第5戦カザンから2018シーズン後半戦がいよいよスタートする。残り4レースではどのようなチャレンジがパイロットを待ち受けているのだろう?

Kazan is up next

Red Bull Air Raceのパイロットたちにとって、シーズン後半戦の幕開けとなる第5戦はチャンピオンシップの行方を占う重要なレースになる。残り4戦でチャンピオンシップリーダーが後続を引き離すのだろうか? それともライバルたちが巻き返すのだろうか? 時間だけがその答えを知っているが、今シーズン残り4戦の注目ポイントを整理してみよう。

 

第5戦カザン(8月25日・26日)

昨年の初開催に続き、Red Bull Air Race World Championshipが2年連続でロシアを訪れる。昨シーズンのカザンでは史上最多となる67回のパイロンヒットが記録された。昨シーズンで確認されたように、カザンカ川に特設されたテクニカルな水上レーストラックはフライト毎にコンディションが一変するため、パイロットたちはフライト毎にラインを再考しなければならない。今シーズンも昨シーズンと同じコンディションなら、誰が勝ってもおかしくない展開になるだろう。

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第6戦ウィーナー・ノイシュタット(9月15日・16日)

全パイロットが同じ条件で臨めるレースがあるとしたら、それはウィーナー・ノイシュタットだろう。完全な新開催地なので、全パイロットにとって未知のレーストラックになる。また、ウィーナー・ノイシュタットは2018シーズン初の地上レーストラックでもある。水上レーストラックと地上レーストラックのどちらを好むかはパイロットによって異なるが、目標物を視認しやすく、スピード感も得やすい地上レーストラックは、レース展開に変化をもたらす可能性が大きい。尚、過去にオーストリアで開催された5レースでは、実に3名のパイロットが初優勝を記録している。2018シーズンもオーストリアで新たなウイナーが誕生するのだろうか?

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第7戦インディアナポリス(10月6日・7日)

米国モータースポーツの聖地インディアナポリスは、Red Bull Air Raceでも印象的なシーンの数々を生み出してきた。2016シーズンはマティアス・ドルダラーがチャンピオンを確定し、2017シーズンは最終戦の舞台に選ばれ、室屋義秀とマルティン・ソンカの2人がファイナル4の最終局面まで息詰まるチャンピオン争いを展開した。今年はレーストラックに一切の変更が加えられないため、全パイロットが優勝を狙うだろう。伝統のブリックヤードで記憶に残るレースが再び展開される。

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第8戦フォートワース(11月17日・18日)

2015シーズン以来、2年ぶりにRed Bull Air Raceがテキサスに舞い戻る。テキサスでは過去2回開催されており、2014シーズンはニコラス・イワノフが優勝し、2015シーズンはポール・ボノムが優勝して3度目のタイトル獲得に王手をかけた。この超高速レーストラックは広大な平地に設営されるため、強風の影響を受けやすい。テキサスでは何もかもが "ビッグ" なのだ。また、レーストラックの両側にはホテルが建っているため、特例ルールとしてパイロットはVTM(バーチカルターン・マニューバ)のひとつを垂直に行わなければならない。また、テキサス・モータースピードウェイでの最終戦開催は史上初で、これがチャンピオンを争うパイロットたちにさらなるプレッシャーを加える可能性がある。

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◼️Information

2018シーズン第5戦カザン(ロシア)は8月25日・26日に開催。