2018シーズン最終戦開催地はテキサス

Red Bull Air Raceがフォートワースに舞い戻る

The Air Race returns to Fort Worth

2年のブランクを経て、究極の三次元モータースポーツが2018年11月17日・18日にテキサス・モータースピード・ウェイへ帰ってくる。Red Bull Air Race World Championship 2018シーズン第8戦が米国テキサス州フォートワースで開催されることが決定した。

テキサスは全てが巨大な州として有名だが、この州のフォートワースに位置するモータースポーツのメッカ、テキサス・モーター・スピードウェイが、Red Bull Air Race最大のバトルの舞台になることが決定した。2日間を通じてスリリングなアクションが展開される、1周1.5マイル(2.41km)のオーバルトラックの内側に設置されるレーストラックは、世界を代表するパイロットたちとワールドチャンピオンの称号を賭けたラストバトルに相応しい舞台だ。

テキサス・モーター・スピードウェイはNASCARとインディカーの開催地として有名だが、このサーキットは2014シーズンと2015シーズンのRed Bull Air Raceをホストした経験を持つ。3度目にして初の最終戦開催となる今年は、米国人ファンがこのサーキット伝統のカウボーイハットをかぶって表彰台の頂点に立つホームヒーローの姿を目にできる可能性がひときわ高い。ワールドチャンピオンを2度獲得した経験を持つ地元テキサス出身のカービー・チャンブリスは常に優勝候補のひとりに数えられており、マサチューセッツ出身のマイケル・グーリアンも前半4戦全てで表彰台フィニッシュを記録するというキャリアベストのシーズンを送っている。

The 2018 Calendar
Red Bull Air Race World Championship 2018シーズン レースカレンダー

しかし、"ひとつ星の州" で誰がワールドチャンピオンの称号を得るのかについてはまだ後半4戦が残っており、世界を代表するトップパイロット14名が激しくしのぎを削り合っている状況なので、確実な答えは出せない。現在総合首位に立つのは、2015シーズンと2016シーズンを総合2位で終えたことから初のタイトル獲得にハングリーなマット・ホール(オーストラリア)だが、絶好調の総合2位グーリアンとは2ポイントしか離れていない。また、総合3位にはチェコのエース、マルティン・ソンカがピタリとつけており、予想を上回る活躍を見せている若手フランス人、ミカエル・ブラジョー(総合4位)がその背中を追っている。ブラジョーのあとも2人の実力者が続いており、現ワールドチャンピオンの日本人パイロット室屋義秀(総合5位)と2016シーズンのワールドチャンピオン、ドイツ出身のマティアス・ドルダラー(総合6位)が虎視眈々とチャンスを狙っている。

Red Bull Air Raceゼネラルマネージャーのエリック・ウルフは「フォートワースは過去2回に渡り素晴らしいホストとなってくれました。2018シーズンのワールドチャンピオンが決まるレースをテキサス・モーター・スピードウェイで開催し、ダラス・フォートワース複合都市圏を世界に紹介できることを嬉しく思っています。勝負を分ける差が狭まっている中、Red Bull Air Raceのシーズンフィナーレのスリルは増してきています。昨シーズンのタイトルも最終戦のファイナル4までもつれ込みました。11月がどのような展開になるのか楽しみです」とコメントしている。

テキサス・モーター・スピードウェイのエディー・ゴサージュ代表は「これまでホストしてきた中で最もユニークなイベントと言えるでしょう。レース機体がパイロンの配置されているレーストラックを飛び抜ける姿をスタンドから楽しめます。2018シーズン最終戦をテキサス・モーター・スピードウェイに託してくれたRed Bull Air Raceに感謝します」とコメントしている。

尚、テキサス・モーター・スピードウェイは、Red Bull Air Raceの下位カテゴリー、チャレンジャークラスのシーズンフィナーレでもある。ルイジアナ出身の米国人パイロット、ケビン・コールマンがキャリア初のチャレンジャーカップを獲得できるかどうかに注目が集まる。

 

◾️Information

2018シーズン第5戦カザン(ロシア)が8月25日・26日に開催。