準備を進めるレースディレクター

台風も過ぎ去り、各チームは再び準備に取りかかっている。

Race Director Steve Jones in Chiba

2015 Red Bull Air Race World Championship第2戦千葉に向けて現地も盛り上がりも見せてきた。台風の影響で難しいスタートとなったが、今はすべてが順調に進んでいる。

元レースパイロットで、トレーニングセッションの統括も兼ねているレースディレクター、スティーブ・ジョーンズに準備やコースについて話を聞いた。今週前半は台風が東京湾を通過した影響で設営作業が中断されていたが、水曜日から作業が再開されている。

「(開幕戦から)3ヶ月経っています。その間、パイロットたちは多少の練習をしていたかも知れませんが、実際のコースからは離れていました。ですので、彼らが今週末のレースに向け、コースでの練習をある程度重ねる必要があることを考慮に入れて判断していく必要があります」(ジョーンズ)

その開幕戦アブダビは素晴らしいレースとなり、英国人パイロットのポール・ボノムが優勝して12ポイントを獲得。王座奪還に向けて順調な滑り出しを見せた。

2015シーズンに新たに追加された開催地で、アジア初の開催地でもある千葉でのレースは、Red Bull Air Raceをネクストレベルに引き上げる可能性があり、実力を備えた14人のパイロットたちが虎視眈々と優勝を狙う。アブダビではマット・ホール(オーストラリア)が自己ベストとなる2位を記録し、3位にはGarmin Racingのピート・マクロード(カナダ)が入るなど、パイロットたちの実力が拮抗していることが改めて証明された。尚、昨年の王者、Breitling Racing Teamのナイジェル・ラム(英国)はRound of 8でライバルのポール・ボノムとの対戦で敗れ、5ポイントを獲得するだけに留まった。

「千葉のコースは長く直線的で、シンプルなコースです。 2つの垂直ターンにシケインとサイドステップを組み合わせた1ラップのコースはこれまでのRed Bull Air Raceではありませんでした。コースにはかなり長いストレートも組み込まれていますし、誰の機体がこのコースに有利なのかは分かりません。台風の影響で予定が1日ずれこんでいるので、パイロットの練習時間を減らすことになりますが、安全でフェアなレースをお届けします」(ジョーンズ)