アブダビ決勝:パイロットリアクション

決勝後の全パイロットのコメントを紹介

開幕戦アブダビの決勝は最高の興奮が感じられるレースとなった。素晴らしいフライトが披露される中、予想外の失格や意外な結果が生まれた。Red Bull Air Raceの魅力が凝縮されていた決勝終了後の全パイロットのコメントを紹介する。(数字は最終順位)

 

1:ニコラス・イワノフ
アブダビだけで今シーズンが終わって欲しいね! アブダビではハードなトレーニングを積んでいたので、フライト中にストレスを感じることはなかった。慎重なフライトを心掛けるだけで十分だった。チームとファンにとって良い結果を残せて嬉しい。

2:マティアス・ドルダラー
非常に満足している。今日は雑念なくレーストラックに挑む必要があった。素晴らしいチームが支えてくれていることが助けになった。どこでオーバーGになるかはトレーニングで把握していたので、限界を超えないようにした。その戦術が上手くいった。

3:フランソワ・ルボット
今日は自分の予想以上の結果になったので、何が起きたのかを理解するまでに数分かかった。ハードワークをこなす必要があった。チームに良い結果を持って帰れて嬉しい。彼らに感謝したい。

4:カービー・チャンブリス
レーストラックに入る前に無線でニコラス(イワノフ)のタイムは聞いていたので、セーフティなラインを保ちつつも、アタックしなければならないことは分かっていた。ベストを尽くしたが、結果的に0.65秒遅れてしまった。4位という結果は大満足とは言えない。表彰台に上りたかった。しかし、予選の結果を考えれば、ここまで成長できたことには満足している。まだやるべきことはあるが、良い方向に進んでいると思う。

5:マイケル・グーリアン
暑くてタフなレースだった。表彰台を狙えると思っていたし、今シーズンはすべてのレースで表彰台を狙える力があると思っている。予選を3位通過し、良いフライトもできたので、良いスタートが切れた。次のレースは更に良くなると思う。過去2シーズンで良い結果が残せている。シュピールベルクは好きなレーストラックだ。

6:ピート・マクロード
良い1日だったと思う。やるべきことはこなせた。もちろん、もっと良い結果も出せたと思うが、今日はラウンド・オブ・14でペナルティを受けずに安全なフライトをすることが目的だったので、そこはクリアできた。ラウンド・オブ・8では、マティアス(ドルダラー)のタイムを事前に聞いていたので、リスクを負わなければならないことは分かっていたが、上手くいかなかった。

7:室屋義秀
限界ギリギリでフライトをしていました。Gに関するシステムが昨年と少し違っていて、それに慣れる時間がありませんでした。自分のテクニックを新しいシステムに順応させて、次のレースに臨みたいですね。フライト自体は安定していたので、この課題に取り組めば、シュピールベルクでは良い結果が出せると思います。

8:マット・ホール
レーストラックにはリラックスした良い精神状態で臨めていた。ファーストラップを終えた時点で好感触を得られていたので、「これはもらった」と思ったが、少し気を緩め過ぎた状態でゲートを通過してしまった。セーフティラインとオーバーGを意識していたので、ゲートがおろそかになってしまった。自分の集中力のミスだ。

9:フアン・ベラルデ
今日はタフだった。レーストラックの状態は昨日までとはかなり違っていて、気温も高かった。ハンネス(アルヒ)に負けたが、タイム自体は悪くなかったし、彼はワールドチャンピオンの経験があるので仕方がない。全体的には良かったし、昨年よりもかなり成長できていると思う。アブダビではテクニックとトラックの分析についてかなりの収穫があったので、次のレースに向けて良いプランを準備して、ミスのないフライトをしたい。

10:ハンネス・アルヒ
今日は仕方がない。オーバーGをしないように心掛けたが、セーフティラインを越えてしまった。アブダビに到着してからずっとレーストラックがしっくりこなかった。しかし、ファイナル4には進出できたので前向きに捉えたい。他のパイロットたちにお祝いの言葉をかけたい。

11:ナイジェル・ラム
自分のフライトの基本的な部分には非常に満足している。機体は好調で、アグレッシブなラインも飛べた。スピード超過のペナルティは残念だ。ここまで安定したフライトができていたが、決勝では不安定になってしまった。機体に表示されるGのデータが昨年よりかなり異なっていたので、そこに気を取られてしまった。アブダビではずっと後手後手だったが、トラック分析とチームの仕事には非常に満足している。問題を全て吐き出せたので、シュピールベルクが新しいシーズンの始まりになるだろう。

12:ピーター・ポドランセック
Red Bull Air Raceファミリーの一員であることを本当に誇りに思っている。マスタークラスのパイロットたちは本当にハードワークを重ねているということが今回のデビュー戦で理解できた。デビュー戦でのラウンド・オブ・8は考えていなかったので、自分のフライトには満足している。開幕に向けて急ピッチで準備を進めなければならなかったが、次のレースまで1ヶ月あるので、トレーニングと機体の整備をしっかりと行ってからシュピールベルクに臨みたい。

13:ペトル・コプシュタイン
マスタークラスは本当に素晴らしい環境だ。自分のタイムと順位には驚いていない。まだ機体に馴れようとしている段階だ。アブダビでは安全なフライトを心掛けていたが、シュピールベルクはアブダビよりセーフティラインが緩く、オーバーGの可能性も低いので、ハードにアタックできると思う。

14:マルティン・ソンカ
自分の後に飛ぶニコラス(イワノフ)はスピードがあるパイロットだということは知っていたので、守りに入りすぎないように意識していたが、意識し過ぎてセーフティラインを越えてしまった。次のレースまでに機体の冷却装置に修正を加えたいと考えている。アブダビの結果は忘れて、心機一転でシュピールベルクに臨みたい。