ブダペスト:マスタークラス・決勝リアクション

第4戦を終えたマスタークラスパイロット14名のコメントを紹介

Dolderer happy with the win

悪天候によりファイナル4がキャンセルになったRed Bull Air Race World Championship第4戦ブダペストは、ラウンド・オブ・8で最速タイムを記録したマティアス・ドルダラーが優勝し、チャンピオンシップ争いでも2位とのポイント差を15に広げた。マスタークラス14名のレース後のコメントを紹介する。

 

1位:マティアス・ドルダラー
クレイジーな週末だった。ラウンド・オブ・14は酷い内容になってしまったが、ラウンド・オブ・8で素晴らしいフライトができたので全体的には満足している。フライト1本ずつに集中しているので、総合順位については考えていない。今日の勝利はオフシーズンの努力の結果だと感じている。アスコットはまた別の戦いなので、今日の結果は意識せずに切り換えて臨むつもりだ。

 

2位:ハンネス・アルヒ
ブダペストに気に入られているみたいだ。私もブダペストを気に入っている。細長いレーストラックで非常にテクニカルな部分が気に入っている。今週末は天候に恵まれなかったが、2位という結果には満足している。優勝したかったが、マティアス(ドルダラー)が素晴らしいフライトを披露した。58秒台を出せたパイロットは全員お見事だ。視界が非常に悪かったが、自分とチームのパフォーマンス、そして機体のセットアップには満足している。全員が最大限の力を引き出せたと思う。

 

3位:マット・ホール
週末を通じてハードだったが納得できる結果に終わった。とはいえ、総合順位ではマティアス(ドルダラー)に遅れを取っている。表彰台に上れたのは嬉しいが、マティアスがリードを広げつつあるので、勢いを阻止しなければならない。残りの全レースで優勝したいが、それは現実的ではない。とりあえず、今日のレースで結果を出せたことには満足している。表彰台に上るまでに4レースかかったが、これまでも表彰台にふさわしい力は出せていたと思う。チャンピオンシップの行方はマティアス次第だ。

 

4位:カービー・チャンブリス
悪くはなかった。表彰台まであと一歩だった。優勝は常に狙っている。マティアス(ドルダラー)が素晴らしいフライトを披露した。これでまた彼が有利になるだろう。自分のフライトには満足している。もう少しタイムを伸ばせればと思ったが、仕方がない。チャンピオンシップに向けてハードワークを重ね、機体にも改良を加えている。その上でどうなるかを見守っていきたい。

 

5位:室屋義秀
悪天候だったので、フライトは非常にバンピーでしたし、フリープラクティスも1本しかこなせていませんでした。ブダペストのレーストラックはテクニカルで非常に難しいですが、十分な結果は出せたと思います。また次のレースをしっかりと戦いたいですね。

 

6位:ナイジェル・ラム
ラウンド・オブ・14は良いフライトができたが、ラウンド・オブ・8ではオーバーGを意識し過ぎた結果、シケインのラインを誤った。これがタイムに響き、負けてしまった。非常に難しいコンディションだった。今回の敗戦から立ち直るのには数日かかると思うが、次のレースはホームのアスコットなので楽しみだ。

 

7位:ニコラス・イワノフ
シュピールベルクから機体を多少調整したが、まだ機体に慣れるまで十分なフライトができていない。機能しているかどうかは分からないが、新しいキャノピーは気に入っている。悪天候の中で良いフライトができたと思う。ラウンド・オブ・8はミスをしてしまった。アスコットに向けて機体を調整していくつもりだ。

 

8位:フアン・ベラルデ
ラウンド・オブ・14の内容には満足している。ラウンド・オブ・8はマティアス(ドルダラー)のタイムを知って焦ってしまい、結果的にプッシュし過ぎてしまった。8位という結果に終わったが、チームは好調で、自分も機体に慣れてきている。プレッシャーも上手く扱えるようになってきているので、あとはトップパイロットたちとの対戦数を増やしていくだけだ。それが次の目標だ。

 

9位:ピート・マクロード
コンディションはかなり酷かった。予選よりも悪かったと思う。理想的なフライトはできなかった。レーストラックに自信が持てず、ゲート8を過ぎるまでしっくりこなかった。フライトが攻撃的すぎたのかも知れない。いずれにせよ天候は問題にはならない。タフなコンディションのレースは好きだ。単純にレーストラックに慣れる時間がなかった。非常にコンパクトなレーストラックなので、スピーディに対応しなければならない。

 

10位:マイケル・グーリアン
風が非常に強く、これまでで一番酷いコンディションだった。ゲートを通過すると風向きが予想と違っていることが分かったので、翼の姿勢を修正したが、それが2秒のペナルティに繋がってしまった。今日はまさにサバイバルなレースだった。非常に難しかった。戦術やテクニックはもはや存在せず、とにかくクリーンなフライトをすることが重要だった。

 

11位:ペトル・コプシュタイン
非常に難しいレーストラックだった。風が強くバンピーだった。晴天時とはまったく違う感触だった。ゲート2の位置が変わり、水位も高かったので橋の下ではなく上を飛ばなければならなかった。パイロンヒットをするよりは高度のペナルティを受ける方がベターだという判断をした。今回のレースから学び取り、次に活かしたい。

 

12位:ピーター・ポドランセック
非常にラフなコンディションだった。風が強く、ロデオをしているような感触だった。悪天候でトレーニングも十分にこなせなかったので、難しいレースになったが、とりあえず終えることはできたのでハッピーだ。機体のスピードが上がった分、フライトが難しかった。新たに追加したウィングレットを試す時間があまりなかったのは残念だったが、前に進めていると思う。機体に慣れつつ、機体の能力を引き出すにはもう少し時間が必要だ。

 

13位:マルティン・ソンカ
重要なレースだったが、今日の結果でワールドチャンピオンのチャンスが消えてしまった。大きく後退してしまった。プッシュしたかったが、バンピーなコンディションだったので、機体が煽られてオーバーGを記録してしまった。

 

14位:フランソワ・ルボット
今日は気合いが入っていた。トレーニングの時よりも機体に慣れていたし、自信もあった。とはいえ、今日の結果は機体ではなく自分のミスだ。操縦桿を引きすぎてしまった。今日のミスから学んで、次に活かしたい。