GoogleとRed Bull Air Raceがレーシングドリームを現実に

トップパイロットのフライトがまるで現実世界のように疑似体験できる

Bonhomme using the Daydream

究極の三次元モータースポーツを前例のないレベルでリアルに体感できるチャンスをファンに届けるべく、GoogleとRed Bull Air Raceが手を取り合い、リアルタイムデータをベースにした世界初のVRフライトエクスペリエンスの提供をスタートさせた。Google Daydream上で提供されているこの『Red Bull Air Race LIVE VR』を利用すれば、ライブとオンデマンドの両方で、Red Bull Air Race World Championshipの高速低空飛行のレースアクションをこれまでにない至近距離から楽しめる。

Red Bull Air Raceはご存知の通り、世界最速のレーシングパイロットたちがピュアなモータースポーツフォーマットで競い合うレース。スピードと俊敏性を誇る超軽量のレース機体に乗り込んだパイロットたちが、最高時速370km、最大10Gの高速低空飛行で全高25mの空気注入式パイロン(エアゲート)が配置されたスラロームタイプのレーストラックを飛び抜けていく。スピード・精度・スキルのハイレベルなコンビネーションが求められるため、これまでこのスポーツは世界トップレベルのパイロットしか体験できないものだった。だが、Googleとの密接なコラボレーションを通じて生み出されたこのユニークなライブVRエクスペリエンスの登場により、観客やファンもそのアクションを自らの出来事のように体験できるようになった。

 

リアルなフライト、リアルなデータ、リアルなVR

Red Bull Air Race LIVE VRは、パイロットのコックピットからリアルタイムで送られてくるテレメトリーデータを使用してフライトを360°のVR映像として再現するため、ファンは様々な角度と視点からレースを体験することができる。Red Bull Air Race LIVE VRのVRエクスペリエンスは、緯度・経度・ロール・ピッチ・対気速度などのライブフライトデータを使用することで、スリリングな視点やリアルなパイロット視点をリアルタイムで生み出していく。また、ファンは、パイロットたちのスピードや彼らが引き出すGフォースをトラッキングすることもできる。

ハイクオリティなVRコンテンツを楽しめるモバイルプラットフォームとしてGoogleが開発したDaydreamは、世界中の人たちに上記の体験を提供する。DaydreamヘッドセットとDaydream対応のスマートフォンがあれば、誰もがRed Bull Air Race World Championshipのレーストラックをリアルに体験することができる。そして、Daydreamコントローラーを使用すれば、コックピット視点を含む複数の視点を自由に切り替えながらVRエクスペリエンスを楽しめる。また、Red Bull Air Race LIVE VRはDaydream上で提供される世界初のVRデータ中継のため、ファンは過去に開催されたレースの追体験だけではなく、2018年2月2日にアブダビで開幕するRed Bull Air Race World Championship 2018シーズンの全レースをリアルタイムVRで楽しむこともできる。

 

『Red Bull Air Race LIVE VR』実際の映像はこちら 

Red Bull Air Raceのマスタークラスパイロット、マイケル・グーリアンは「Red Bull Air Race World Championshipのパイロットである我々は、世界一エキサイティングなフライトを提供しようとしている。これまで、ファンはそのフライトを外から見ることはできていたが、中から見ることは難しかった。しかし、このアプリが全てを変えることになる。ファンは自宅でレースをフォローしつつ、パイロットと一緒に空を飛ぶこともできる。これは特別なことだ。今までは実現不可能だった。パイロットたちがパイロンからどれだけ近い距離を飛んでいるのか、どれだけのスピードを出しているのか、どのような角度でゲートを抜けているのかをリアルに体験できることが、ファンにとっては何よりも嬉しいはずだ」とコメントしている。

 

2017シーズン最終戦の追体験

現在、Red Bull Air Race LIVE VRでは、Red Bull Air Race World Championship 2017シーズン最終戦インディアナポリス(会場:インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)のレーストラックで記録された40本以上のフライトがVRで追体験できるようになっており、その中には、トラックレコードを記録して同シーズンのワールドチャンピオンをたぐり寄せた室屋義秀のファイナルフライトも含まれている。Daydreamのウェブサイト上に用意されているこれらのフライトをVR体験したパイロットたちも、ファンと同様に興奮を感じている。

Red Bull Air Race LIVE VRをテストした室屋義秀は「現実に非常に近いですね。皆さんに楽しんでもらえると思います」と感想を述べている。また、チェコ出身のマスタークラスパイロットで、2017シーズンを総合2位でフィニッシュしたマルティン・ソンカは、Red Bull Air Race LIVE VRはチームにも恩恵をもたらす可能性があると考えており、「実に素晴らしい。観客だけではなく、我々にも素晴らしいツールになるだろう。Red Bull Air Race LIVE VRを利用すれば、自分たちのフライトを振り返ってミスの確認と修正が行える。このテクノロジーはパイロット減少とチーム力向上にも役立つはずだ」とコメントしている。

Red Bull Air Race LIVE VRは、Google Play経由でPixelなどのDaydream対応スマートフォンか専用ヘッドセットDaydream Viewで利用できる。Daydream Viewが発売されている国のファンは、Red Bull Air Race LIVE VRを無料でダウンロードして、2017シーズン最終戦インディアナポリスを追体験できる。また、2018年からは、世界8都市で開催されるWorld Championship全戦の開催期間中にライブVRレースが用意されるため、ファンはパイロットと一緒にアブダビ、カンヌ、カザン、ブダペストを含むエキサイティングな開催地の空を飛べるようになる。

Daydream Viewはオーストラリア・カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・韓国・プエルトリコ・スペイン・英国・米国で発売中。Daydreamの詳細(英語サイト)はこちら>>