千葉:室屋はラウンド・オブ・14で敗退

日本のエースパイロットはオーバーGで敗退。ラウンド・オブ・14 全7ヒートを振り返る

Yoshi is out

Red Bull Air Race World Championship 2018シーズン第3戦千葉で室屋義秀がホームレース3連覇を実現する可能性はゼロになった。ラウンド・オブ・14でマット・ホール(オーストラリア)と対戦した室屋は、最初のバーチカルターンでオーバーGを記録してDNFとなった。ラウンド・オブ・14全7ヒートを振り返っていく。

 

【ヒート1】

クリスチャン・ボルトン vs. ピート・マクロード

決勝レース日の1番手ほど気が重い役目はないが、パーフェクトに近いコンディションの中でクリスチャン・ボルトンがその役目を担った。ボルトンはペナルティフリーのスムーズなフライトで57.003秒と自己ベストを記録。しかし、そのタイムを上回れることが分かっていたマクロードはパーフェクトなフライトを披露。審議されたセクションもあったが、結局ノーペナルティで終わり、0.812秒差でラウンド・オブ・8に進出した。

 

【ヒート2】

ニコラス・イワノフ vs. マティアス・ドルダラー

スムーズなフライトを見せたニコラス・イワノフはレーストラックに馴れているように見えた。イワノフは57.671秒を記録して2016シーズンのワールドチャンピオン、マティアス・ドルダラーにプレッシャーをかけたが、千葉のレーストラックとファンが気に入っていると公言しているドルダラーはリラックスしたフライトを披露。バーチカルターンが遅すぎると思えるほどだったが、最終的にイワノフを0.983秒上回る56.688秒で勝利した。

 

【ヒート3】

マルティン・ソンカ vs. フアン・ベラルデ

決勝レース日のマルティン・ソンカは素晴らしいスタートを切った。ソンカは素晴らしいフライトで56.393秒を記録し、後攻のフアン・ベラルデにプレッシャーをかけることに成功。ベラルデは最初のスプリットタイムこそソンカを上回ったが、バーチカルターンで攻めきれずソンカに破れた。しかし、ベラルデは敗者最速としてラウンド・オブ・8進出を決めた。

 

【ヒート4】

マット・ホール vs. 室屋義秀

先攻のホールがいきなり55.529秒を記録し、予選で見せた御粗末なフライトを帳消しにした。ポール・ボノムが「素晴らしい」と表現したそのフライトのあと、数万人のファンが声援を送る中、室屋が登場した。しかし、ホールのタイムを知っていた室屋はハードにプッシュし過ぎてオーバーGを記録。DNFが確定した瞬間、室屋のホームレース3連覇の夢は潰えた。

 

【ヒート5】

ペトル・コプシュタイン vs. ミカエル・ブラジョー

先攻のペトル・コプシュタインは56.864秒を記録。理想のラインをスムーズにフライトして、ブラジョーに挑戦状を叩きつけたが、ブラジョーはその挑戦を見事にクリアした。最初のスプリットタイムでコプシュタインを上回り、次のスプリットタイムで下回るという不安定な立ち上がりだったブラジョーだが、後半持ち直して0.171秒差でラウンド・オブ・8進出を決めた。

 

【ヒート6】

フランソワ・ルボット vs. カービー・チャンブリス

ルボットとチャンブリスは6度目の対戦となった。先攻のルボットは56.703秒を記録して自己ベストを更新した。チャンブリスは最初のスプリットタイムで0.004秒ルボットを上回ったが、ゲート7で高度不正で2秒ペナルティを受け、そのままルボットに勝利を譲った。

 

【ヒート7】

ベン・マーフィー vs. マイケル・グーリアン

マスタークラスデビューシーズンを迎えているマーフィーが先攻して57.560秒を記録したが、現在総合首位に立つマイケル・グーリアンはそのタイムをプレッシャーとして受け止めず、ひとつもミスをせずに56.422秒を記録して3戦連続のラウンド・オブ・8進出を決めた。

 

2018シーズン第3戦千葉:ラウンド・オブ・14 結果

 

◾️Information

ラウンド・オブ・14で敗退となった室屋。予選のレポートはこちら>>