千葉:予選 パイロットリアクション

第3戦千葉 予選フライト後のパイロット達のコメント

Chambliss and Ivanoff

Red Bull Air Race World Championship 2018シーズン第3戦千葉の予選が開催された。マスタークラスパイロット14名のコメントを紹介する。

 

マイケル・グーリアン

チームは非常に強力で、絶えず作業を続けている。エンジン温度が高くなりながらも、全てが上手くまとまったので、カンヌよりもはるかに満足度は高い。千葉はテクニカルなレーストラックで、明日はまた風が変わる。きわどいレースになるだろう。明日は全員に優勝のチャンスがある。

 

マット・ホール

良い結果が出せると思っていたがそうならなかった。1本目は対気速度が大幅に低下してしまった。その原因を探っているところだ。2本目は55秒台と狙い通りのタイムだったが、パイロンヒットで順位を一気に下げてしまった。しかし、このようなことは起こるものだ。最速タイムのひとつを記録できているので、そこまで心配していないが、1本目の減速の原因を突き止める必要がある。

 

室屋義秀

今日は十分な戦いができたと思いますが、コンディションが荒れていけばいくほど操縦が難しくなっていきました。明日は着実で手堅いラインをフライトしようと思います。着実なフライトをすれば好タイムを出せるのは分かっているので、明日はこの戦略でいきます。明日優勝できれば、日本国内のRed Bull Air Raceの認知度がさらに高まるはずです。日本の皆さんに、このスポーツの素晴らしさを知ってもらえればと思っています。

 

マティアス・ドルダラー

リスキーなラインを選んで、Gフォースをかけていたらもう少し速いタイムが出せたはずだ。1本目はやや守りに入っていた。2本目はいくつかミスをしてしまったが、速いタイムを出せるのは分かっていたので、SCOをコールした。明日はニコラス(イワノフ)との対戦になる。彼も好タイムを記録する可能性があるが、彼が先にフライトするので、彼のタイムと戦術を多少利用できる。明日は風向きが変わる可能性が高いので、新しいレースになるだろう。個人的には、今日とは逆の風向きが好みだ。

 

マルティン・ソンカ

ペナルティがなければ上位につけられていた。1本目は最初のバーチカルターンでストールしてしまい、かなりのタイムを失ってしまった。2本目はスタートゲート通過速度を0.7ノットオーバーしてしまった。スピードは十分だった。ラインも狙い通りだった。あの2つのミスがなければ、3位以上に入っていただろう。ストールは起きる直前に分かる。感覚で理解できる。しかし、100分の1秒の世界なのでどうすることもできない。バーチカルターンは全てを垂直状態で行う。しかも限界ギリギリを狙う。言い換えれば、ストールギリギリのアグレッシブなフライトをできるかどうかの戦いということだ。今日はストールしてしまい、その戦いに勝てなかった。

 

カービー・チャンブリス

明日は良いレースができると思う。天気の神様の判断を待ってから、準備を進めていきたい。明日は金曜日に似た風になると思うが、気にしない。あちらから吹けば耐えれば良いし、こちらから吹けば我慢すれば良い。それだけの話だ。自分たちはコンディションが悪いほど調子が良くなる傾向があるので、風は気にしていない。

 

ミカエル・ブラジョー

遠路はるばるやってきてこれだけの結果が出せているのでハッピーだ。予選前にベストラインを見つけることができなかったが、予選には間に合ったので、中位のタイムを狙った。その目標をクリアできたので満足している。タイムを多少削れるセクションを見つけることができたが、明日はまた風が変わるので、戦術を変えることになるだろう。明日の朝になってからどうするかを考えたい。

 

ベン・マーフィー

フリープラクティス2が良かっただけに今日は残念だ。フリープラクティス3もペナルティを考慮しなければ良いタイムが出せていたので、自信を持って予選に臨んだが、技術的な問題が発生した。これまで一度もなかったRPMオーバーに見舞われ、さらには空燃比にもトラブルが発生した。一度は解決したと思ったのだが、また発生してしまった。機体の性能を最大限引き出せない状況に戻ってしまったが、今日のラインには満足している。カンヌに続いて、ラウンド・オブ・14でグーリアンと対戦しなければならないのは残念だが、明日はまた別の日だ。

 

フアン・ベラルデ

今日の内容には満足している。良いスタートが切れなかった昨日よりはずっと良くなった。今日のフライトとチームワークには満足している。チームは努力を続けてくれている。明日はソンカとの対戦だ。彼は非常に強力なパイロットだが、自分のフライトに集中するつもりだ。

 

フランソワ・ルボット

当然ながら、馬鹿げたミスをしてしまったので予選の結果には満足できていないが、レースウィークを通じて成長できている。ラインと戦略もフライトを重ねるごとに良くなっている。ラインを試す時間はもうないが、機体をスピードアップさせる必要がある。予選では疲労とプレッシャーを感じていたようだ。最初のペナルティは限界を探ろうとした結果だ。おかげで限界点を見つけることができた。2つ目のペナルティは風を読み間違ってしまった。思っていたよりも風が強く、ギリギリでパイロンヒットを記録してしまった。

 

ピート・マクロード

風がチャレンジングだった。やや気流が乱れていたが、ブダペストほど酷くはなかった。限界を攻めながら安定したフライトを続けようとしているが、瞬時に修正しなければならない時もある。どこまでリスクを負いたいのかを考えながらフライトしている。レーストラック上では何が起こるか分からない。自分のラインはパーフェクトではないが、セクションによってはベストラインが取れているので、明日はファイナル4進出を狙っていく。

 

ペトル・コプシュタイン

もっと速く飛べるはずだ。0.5秒はタイムを縮められると思っている。予選1本目は守りすぎてしまったので、2本目はプッシュした。2本目の方が遅かったのには驚いた。しかし、どこを修正すれば良いのかは分かっている。明日は風が変わるので金曜日と同じ戦術を使うことになるだろう。今日のラインは使えない。

 

ニコラス・イワノフ

今日は昨日よりもかなり良かった。コックピット内のフィーリングもフリープラクティス2から良かったので、フリープラクティス3は自信を持ってクリーンなフライトを狙ったが、思っていたほどスピードが出なかった。攻めの姿勢が足りなかったのだろう。予選はフリープラクティス2と3の良かった部分を組み合わせようとしたが、シケインでミスをしてしまったので良い内容ではなかった。とはいえ、あれ以上ミスをする感じはなく、ゲート通過のペナルティもなかった。しかし、もっとアグレッシブでスムーズなフライトをする必要がある。

 

クリスチャン・ボルトン

今日はハッピーだ。タイムは全て良かった。57.1秒台は予選としては上々のタイムなので満足している。レースプランに沿いながら色々なラインを試した。まだやるべきことは残っている。ラインの研究を続けて、ピート(マクロード)に勝つ方法を見極めたい。

 

◾️Information

第3戦千葉のラウンド・オブ・14は27日14時から開始予定。母国開催三連覇をかけた室屋義秀のフライトに大注目。観戦チケットの購入及び詳細は特設サイト http://rbar.jp でご確認ください。