ラスベガス : マスタークラスパイロット・リアクション

2016シーズン最終戦はパイロットたちにとってタフな週末になった。

Dolderer is crowned World Champion

ひとりのレジェンドの引退レース、そしてひとりの新ワールドチャンピオンの誕生を祝うレースになるはずだった2016 Red Bull Air Race World Championship最終戦ラスベガスの決勝レース日は、強風のためにキャンセルとなった。キャンセル後のマスタークラスパイロットたちのコメントを紹介する。

 

マティアス・ドルダラー

ワールドチャンピオンになれたのは素晴らしことで、最高の気分だ。トロフィーの重さは自分にかかる責任と捉えている。100%のフライトは不可能だが、レースごとに上を目指している。来シーズンはもっと強い自分を見せることができたらと考えている。努力を続けて連覇を狙うつもりだ。

 

マット・ホール

総合2位は悪い成績ではない。怪我や病気、そして機体のトラブルに見舞われた中でも、そして悪い内容があった中でも総合2位になれたことに満足すべきだろう。来シーズンが良い内容になれば、もっと上を狙えるはずだ。残念ながら機体を米国に残さなければならないので、チームはオフシーズンを通じてオーストラリアと米国を何回も往復しなければならない。2017シーズンの開幕戦に向けて機体が仕上がるまで休みはなさそうだ。

 

ナイジェル・ラム

個人的には納得がいかない終わり方になってしまったが、レースを開催するために多大な努力が注ぎ込まれていた。パイロンを立たせておこうと全力で努力していたスタッフの姿には胸を打たれた。パイロン担当のスタッフ、そしてレースコミッティーに大いに感謝したい。引退は、想像していたよりも辛い。今日は想像以上にエモーショナルになった。すべてのパイロット、Red Bull Air Race関係者、友人、家族と共に引退を祝うつもりだ。そのあとで、ゆっくりとこれまでを振り返りたい。Red Bull Air Raceでの日々は、どの機体よりも親近感を持てる機体を生み出せた素晴らしい旅になった。本当に素晴らしいチームに恵まれた。最高だった。

 

ニコラス・イワノフ

レースできる状況ではなかった。天候はパイロットに対してアンフェアで、コンディションは常に変わっていた。どのパイロットも異なるコンディションで飛ばなければならなかった。全員にとって厳しい状況だった。

 

カービー・チャンブリス

ラウンド・オブ・14の結果が反映されなかったのは残念だ。インディアナポリスでは技術的な府不備からトラブルに見舞われたので、ラスベガスでは幸運に恵まれることを期待していたが、好タイムが出せ、フライトにも満足できた。コンディションを考えれば上出来だった。誰もがナイジェル(ラム)のラストフライトを見たいと思っていたが、残念ながらその希望は叶わなかった。「ナイジェル、レーストラックに進んでください」というアナウンスを聞きたかったが、聞くことはできなかった。自分たちが掲げる目標に少しずつ近づいていると思う。機体にいくつか修正を加え、トレーニングを重ねれば、良い結果が出せるようになるだろう。世界最高のジョッキーでも、馬が良くなければ鞭入れだけに終始することになる。今年はそういう状況が多かった。

 

マルティン・ソンカ

今日の結果には満足していない。2位のタイムを記録できたが、最終結果には反映されなかった。今シーズンはあらゆるペナルティを経験したので、気持ちを切り替えて2017シーズンに挑みたい。

 

マイケル・グーリアン

今日は天候がどうなるか分からなかったので、最初からアグレッシブに飛んだ。飛べないコンディションではなかったが、ギリギリのコンディションだった。シートベルトをしっかりと締めなければならない1日だった。

 

フアン・ベラルデ

今日は良いフライトができた。4位のタイムが記録できたし、クリーンな内容にも満足している。今日はペナルティを受けなかったが、運がもう少し必要だった。残念ながら今日は運がなかった。

 

フランソワ・ルボット

バンピーなコンディションだったが、バンプするたびに正しいポジションが取れたのでラッキーだった。飛ぶ前はコンディションを心配していたので、予想外に楽しいフライトになった。今日はプレッシャーを感じずに楽しむことだけを考えていた。失うものは何もなかったので、ペナルティを受けることなく飛ぶことができた。クリーンなフライトをするだけで、ラウンド・オブ・8に進出できる時があるということだ。

 

ピーター・ポドランセック

今日のフライトには満足している。これまでで最もタフなコンディションだったが、ヨシ(室屋義秀)に勝利してラウンド・オブ・8へ進出できたことを誇りに思う。だが、今日はついていなかった。今シーズンはラウンド・オブ・8へ2度進出したが、いずれもそのあとに飛ぶことができなかった。アスコットではDQ扱いになり、ラスベガスはキャンセルになった。だが、集中はできているので、2017シーズンに向けて機体を仕上げていきたい。

 

クリスチャン・ボルトン

今日はクレイジーだった。風が非常に強く、シートから体が浮くほどだった。機体を真っ直ぐ、水平に保つために全力を尽くした。シーズンとしては素晴らしかったと思う。来シーズンも同じ機体を使う予定だ。オフシーズンに調整を重ねて、開幕戦までに仕上げたい。