さらなる活躍を期すミカエル・ブラジョー

素晴らしいデビューシーズンを送ったフランス人パイロットがセカンドシーズンに向けて意気込みを語った

It's a thumbs up from Mikael

ミカエル・ブラジョーは2014シーズンからRed Bull Air Raceに参戦している。チャレンジャークラスからスタートしたブラジョーは、2015シーズンに同クラスを制したあと、2016シーズンは新設されたマスター・メンター・プログラム(MMP)の初参加者となった。そして、2017シーズンに夢だったマスタークラス昇格を果たすと、重圧がかかる中、ファンの期待に見事に応える活躍を見せた。2018シーズンのブラジョーは目が離せない存在になるだろう。

マスタークラスデビューとなった2017シーズンのブラジョーは、様々な記録を打ち立てながらラウンド・オブ・8に4回進出し、24ポイントを獲得して総合10位でフィニッシュした。

チャレンジャークラスからマスタークラスに昇格した他のパイロットのデビューシーズンの獲得ポイントは、ブラジョーと同じ2017シーズン組のクリスチャン・ボルトンの9ポイントが最高だ。2016シーズン組のペトル・コプシュタインとピーター・ポドランセックは共に4ポイント、2015シーズン組のフランソワ・ルボットとフアン・ベラルデは共にノーポイントに終わっている。

ブラジョーの24ポイントは、ワールドチャンピオン獲得経験もあるナイジェル・ラムの2015シーズンの総ポイントよりも多い。また、ブラジョーはフリープラクティスでトップレベルのタイムも何回か記録したが、全体的に安定性に欠けていた。これはトップカテゴリーのデビューシーズンであることを考慮すれば、想定内と言えるだろう。

 

現在マスタークラス最年少パイロットのブラジョーはデビューシーズンを見事に乗り切った。「デビューシーズンは素晴らしい瞬間がいくつもあった」と振り返るブラジョーは、開幕から全てが上手くまとまっていたと信じており、次のように続ける。「アブダビはかなりスペシャルだった。機体には新しいペイントが施され、チーム全員がまとまっていた。好成績を収めていきなりポイントを獲得することもできた。ブダペストからは波に乗れた。ここで初めてラウンド・オブ・8に進出できた。また、セーチェーニ鎖橋の下を飛べたのは自分にとって大きなハイライトになった。そして、ポルトでは最高成績を収めることができた。観客も素晴らしく、雰囲気は最高だった。2018シーズンがどうなるのか本当に楽しみだ。2017シーズンと同じように最高の瞬間が数多く生まれることを願っている」

 

また、ブラジョーは、デビューシーズン最大のサプライズはハンガーやレーストラック以外の部分にあったと振り返っている。「デビューシーズンに向けてベストを尽くして準備した。また、MMPが好スタートを切れる大きな助けになったし、Breitlingもサポートしてくれたので、昇格に関してそこまで大きなサプライズはなかったが、チームメンバーにシーズン最大のサプライズが何だったかと尋ねれば、僕と初めて一緒に朝食を囲んだ時だと答えるだろう。クロワッサンをコーヒーにひたす僕の姿に驚いていた。『フランス人だ!』とね(笑)」

しかし、実はこのデビューシーズン全てが順調に進んだわけではなかった。ブラジョーは第2戦でいきなり大きな問題に対処する必要に迫られたからだ。「シーズン最悪の瞬間として思い出すのは、第2戦サンディエゴだ。レースウィークの序盤、フライトを1度しか終えていない段階で問題が発生してしまった。あの瞬間、サンディエゴで良い結果を得られる可能性がほとんど消えてしまい、シーズン最悪の結果に終わってしまった。二度とあのような状況に陥らないことを願っているが、リタイアをせず、最下位に終わらなかったのは収穫だったと思う」

 

では、デビューシーズンで様々な経験を積んだブラジョーは2018シーズンで何を狙っているのだろうか? ブラジョーは「デビューシーズンで学んだことを活かして、表彰台を狙っていくつもりだ。安全でクリーンなフライトを続けることが何よりも重要だが、ひとつ上を目指すためには限界をプッシュする必要がある。チームは2017シーズンと同じで、素晴らしいメンバーが揃っている。全員が同じ目標と情熱を共有できている。これは非常に重要なポイントだ。夢を現実にするのはチームワークだ」

ブラジョーのニューシーズンは2018年2月2日・3日のアブダビからスタートする。チケットはこちら>>