室屋義秀インタビュー

ワールドチャンピオンが王座の感触と2018シーズンについて語った

Muroya celebrating a win

Red Bull Air Race World Championshipを初制覇したあとのオフシーズンはどのような日々なのだろうか? 2017年10月に米国・インディアナポリスで見事初タイトルを獲得した日本のエースパイロットに話を聞いた。

 

シーズン終了からしばらく時間が経ち、自分の成し遂げた功績を落ち着いて振り返る時間を多少持てたと思いますが、改めてワールドチャンピオンになった感想を教えてください。

室屋:気持ち的にはこれまでと何も変わりませんが、数年前から目指してきた目標を達成できたのは嬉しいですね。また、周りから参戦パイロットのひとりとしてではなく、ワールドチャンピオンとして見られるようになったと感じています。

 

あなたとTeam Falkenは、ワールドチャンピオンを目指す中でいくつかの問題に直面しました。開幕戦アブダビでは厳しいペナルティを受けましたし、ポルトでは機体トラブルに見舞われ、タイトル獲得の望みを絶たれる可能性もありました。このような問題があったにも関わらず、ワールドチャンピオンを獲得できた理由は何だと思いますか?

室屋:2014シーズンからワールドチャンピオンを目指し続けてきたことが大きかったと思います。2014シーズンからフライトスキル、チームマネージメント、戦術、スポンサー、機体など、全ての面をレベルアップさせるためにあらゆる時間を費やしてきました。

 

シーズン最終戦インディアナポリスでトラックレコードと共にタイトル獲得したあと日本に戻りましたが、自国ファンの反応はどうでしたか?

室屋:有り難いことにメディアがまだ喜んでくれていますので、その対応することが多いですね。あとは、ほぼ毎週のように航空ショーでファンと交流しています。感謝の気持ちを直接伝えられるので嬉しいですね。このあとは空の世界を学びたいと思っている子供たちに会う予定です。子供たちとはいつも楽しい時間を一緒に過ごしています。

予定と言えば、2018シーズン開幕戦アブダビが2月2日・3日に控えているため、あなたもオフシーズンを使って急ピッチで準備を進めていると思います。ニューシーズンに向けて機体にどのような調整を加えているのでしょうか?

室屋:機体はカリフォルニア州に置いてあります。最終戦インディアナポリスの翌日から調整を続けています。今は2017シーズン中に用意した改良プログラムを実行しているところです。開幕まで時間がありませんので、テストフライトの予定に間に合うように努力しています。

オフシーズンのその他の予定は?

室屋:2018シーズンに間に合うように、クリスマスまでチーム全体でハードワークを続けます。そのあとの年末年始は少し休む予定です。

 

2018シーズンに向けてどのような戦術を用意していますか? あなたは上手くいっている部分は変えないタイプなのでしょうか? それとも、上を目指すには常に変更を加える必要があると信じているタイプなのでしょうか?

室屋:勝利を重ねていきたいと思っているので、現状に満足することはできません。改良や変更を加えていく予定です。その努力をしなければ、他のパイロットに追い抜かれてしまうでしょう。

 

では、2018シーズンの目標は?

室屋:2017シーズンは4勝しましたが、2戦でポイントを獲得できませんでした。ですので、2018シーズンは全戦でポイントを獲得して2連覇を達成することが目標です。

 

■Information

室屋義秀の2018シーズンは2月2日・3日に開催される開幕戦アブダビからスタートする。チケットの購入はこちら>>