ピート・マクロード:10のトリビア

2017シーズンにさらなる成長を遂げた若きカナダ人パイロットの素顔とは?

Pete McLeod in his raceplane

Red Bull Air Raceファンなら、ピート・マクロードが2017シーズンに素晴らしい活躍を見せていることはすでに知っているはずだ。4戦連続で予選トップ通過を記録したマクロードは最終戦インディアナポリスを前に総合3位につけている。また、Red Bull Air Race World Championshipに参戦する唯一のカナダ人パイロットの彼は最年少優勝記録も所持している。しかし、彼には我々がまだ知らない素顔があるようだ......。

 

1:文字通りコックピットで育った

マクロード家は代々パイロットの職に就いており、3代目のピートは6歳の時に自家用機で初フライトを体験した。彼は3歳の時に父の膝の上に乗って操縦桿を握っており、自動車運転免許よりも先に事業用飛行機操縦免許を取得している。

カナダの森林消防飛行機として活躍したCL-215のコックピットに収まる3歳のマクロード(マクロード提供)

 

2:幼い頃からアイスホッケーに親しみ、現在も熱心なファン

18歳までアイスホッケーをプレーしたマクロードは、自分の競争心はスケートリンクで培われたと語っている。1990年代初頭からお気に入りのチームはピッツバーグ・ペンギンズで、プレーオフを観戦するために自家用機で駆けつけたこともある。

 

3:かなり早い時期に3点着陸をマスターしていた

カナダの大自然の中で、マクロードはまず水上機の離陸と着陸を学んだ。彼はブッシュフライト(辺境地をフライトすること)について、そのダイナミックな環境、低空フライト、水面フライト、瞬時の判断などの特徴はレーストラックのフライトと非常に似ていると語っており、木々の間を抜けるラインを見つけることはレースラインを見極めることに近いともしている。厳しい自然と共に成長してきたことが、難しいレーストラックほど面白く感じるという彼の性格に影響を与えたのかもしれない。

カナダのレッドレイクに浮かぶCessna 180のフロートの上でポーズを決める6歳のマクロード(マクロード提供)

 

4:飛行機で酔ったことが一度もない

マクロードは、エアロバティックを始めたばかりの頃でさえもGフォースに苦しんだことがない(スナップロールに余りにも夢中だったため、逆に教官たちを酔わせてしまったという噂もある)。

 

5:パイロットになっていなければ、おそらく経済学者

少なくとも、マクロードはそのための教育を受けている。彼はウエスタンオンタリオ大学で経済学の学位を取得した。

 

6:若い頃から成功を収めてきた

より安全で優秀なパイロットになるために、マクロードは16歳でエアロバティックのトレーニングを開始した。エアロバティックのデビューシーズンを無敗で制した彼は、米国地方選手権シリーズ制覇や2004年度北米エアロバティック大学選手権優勝など、他にも数多くの勝利を手にしてきた。

 

7:多大な努力でRed Bull Air Race最年少マスタークラスパイロット (初のカナダ人パイロット)になった

Red Bull Air Raceのトップカテゴリーを目指すパイロットは世界中にいるが、マクロードは時間とお金をかけてヨーロッパへ赴き、スペシャルトレーニングキャンプとコーチングに参加。彼の高いスキルと努力は周囲に強い印象を残した。その後の彼の活躍は知っての通りだ。

 

8:料理と日曜大工が得意

カナダに戻っている時のマクロードは、自分で獲った魚や肉、新鮮な野菜などを料理することを楽しんでいるが、これには外食が続く遠征生活を解毒する意味もある。また、彼は樹木を育てたり、家具を作ったりすることも好んでいる。

北オンタリオ地方で氷上釣りを楽しむ4歳のマクロード(マクロード提供)

 

9:ムースの鳴きまねも得意

マクロードは10代の頃に辺境地ガイドとして働いた経験があるため、ムースの鳴き声をパーフェクトにマスターしている。

 

10:勝っても負けても、レーストラックは幸せな場所

「機体のコックピットは一番幸せを感じられる場所だ」とマクロードは常々口にしている。「オンタリオ州レッドレイク出身の自分が、飛行機のおかげで好きなことを仕事にしながら、色々な国や都市にいけるようになるなんて夢にも思わなかった」。

 

 

■Information

2017シーズンの年間王者が決まる大一番、第8戦インディアナポリスは10月14日・15日に開催予定。ライブストリーミングは こちら>>