ウィーナー・ノイシュタット:予選は室屋が首位

日本のエースがユニークなレースフォーマットの初開催地で活躍

Muroya took the top spot in Qualifying

スリリングな展開となったRed Bull Air Race World Championship 2018シーズン第6戦ウィーナー・ノイシュタットの予選は、スムーズで安定したフライトを披露した室屋義秀(日本)が首位通過を果たした。

スタンディングスタートが採用されているウィーナー・ノイシュタットは他の開催地と予選のフォーマットが異なっており、マスタークラス全パイロットは1本目をフライトしたあと着陸し、それからあらためて2本目のフライトのために離陸しなければならなかったが、このフォーマットが室屋にフィットした。

室屋は1本目で58.854秒を記録すると、2本目でこのタイムを0.010秒更新することに成功。予選首位通過を決めた。

2位には、第5戦カザンを13位で終えていたマティアス・ドルダラー(ドイツ)が室屋から0.317秒遅れで入った。ドルダラーは1本目で計4秒のペナルティを受けたが、この日が48歳の誕生日だったドイツ人パイロットは2本目で集中を取り戻し、見事なフライトで好タイムを叩き出した。

3位はマルティン・ソンカ(チェコ)が室屋から0.588秒遅れで入った。ソンカは決勝レース日も同レベルのフライトを維持して、ポイントをできる限り多く積み上げようとするはずだ。4位にはピート・マクロード(カナダ)が入った。マクロードの2018シーズンは思い通りにはなっていないが、スタンディングスタートはカナダ人パイロットにフィットしているようで、59.196秒という好タイムで予選を終えた。

5位には総合2位のマット・ホール、6位には総合首位のマイケル・グーリアンが入った。1位から6位までが0.744秒内にひしめくという予選結果は、決勝レース日が接戦になることを示唆している。

カービー・チャンブリスにとっては不満の残る1日になった。チャンブリスは1本目で58.305秒を叩き出したが、エンジンの回転数超過でDQとなった。チャンブリスはこの決定に抗議したが、レース委員会は決定を支持した。これでペースを乱されたチャンブリスは2本目で1本目を上回ることができず7位に沈んだ。

8位には、1本目で室屋から1.371秒遅れとなる59.854秒を記録したベン・マーフィー(英国)、9位には1分00秒002を記録したニコラス・イワノフ(フランス)が入った。イワノフのあとは、10位にフランソワ・ルボット、11位にミカエル・ブラジョーと、フランス人パイロットが続いた。

フアン・ベラルデ(スペイン)、ペトル・コプシュタイン(チェコ)、クリスチャン・ボルトン(チリ)はDNFとDQを記録し、タイムシート下位に沈んだ。ベラルデとコプシュタインは、セーフティラインを越えたことでDQとなり1本分しかタイムを記録できなかった。1本目にオーバーGでDNFとなったボルトンは2本目に挑むことができたが、ゲート8で高度不正のペナルティを受けてしまい、最下位に沈んだ。

 

2018シーズン第6戦ウィーナー・ノイシュタット:マスタークラス予選最終結果
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