バラトン湖 2019:ホールが優勝 室屋は12位

ハンガリーの湖上の戦いはオーストラリア人パイロットが制した

Red Bull Air Race World Championship 2019シーズン第3戦バラトン湖の決勝レース日が開催された。ここで優勝しなければワールドチャンピオンの可能性がゼロになることを知っていたオーストラリア人パイロットのマット・ホールがプレッシャーの中で自分のゲームプランを貫き、ファイナル4でベストフライトを披露して勝利した。

 

現ワールドチャンピオンのマルティン・ソンカはファイナル4で悪夢を見た。ソンカは予選からタイムシートのトップをキープしてきたが、ファイナル4ではゲート4でパイロンヒットを記録してしまい4位に終わったが、総合首位に立った。

 

バラトン湖のファイナル4は一瞬も気が抜けないエアレース史上の残る僅差のレース展開となった。1番手はピート・マクロードが担当。ラウンド・オブ・8でマイケル・グーリアンを下していたマクロードは好タイムを狙ってレーストラックへ向かったが、フィニッシュライン通過後に審査対象となり、最終的にトラックリミットライン通過ペナルティ1秒を加算されて58.966秒でフィニッシュした。

 

2番手はキャリア3回目のファイナル4進出を果たしたベン・マーフィーが担った。ラウンド・オブ・8でフアン・ベラルデを下していたマーフィーも好調に思われたが、ゲート5でオーバーGを記録してペナルティ1秒を受けてしまう。しかし、元レッド・アローズはラインをキープし、冷静なフライトでマクロードを0.009秒上回ってタイムシートのトップに立った。マーフィーとマクロードにペナルティがなければ、それぞれ優勝と2位に終わっていたはずだった。

 

3番手を担ったのがマット・ホールだった。ラウンド・オブ・8でクリスチャン・ボルトンを下していたホールは、前半に僅かなミスをしたように見えたが、すぐに立て直してレース機体のパワー失うことなくフライトを続け、マーフィーとマクロードのタイムを上回った。

 

そして最後がマルティン・ソンカだった。ラウンド・オブ・8でカービー・チャンブリスを下していたソンカは今シーズン初優勝を狙っていたが、パイロンヒットを記録して4位でフィニッシュ。初優勝と表彰台を逃してしまった。

 

しかし、この結果、ソンカとホールが12位に終わった室屋をポイントで上回り、総合首位ソンカ(65ポイント)、総合2位ホール(61ポイント)、総合3位室屋義秀(55ポイント)となった。2019シーズンは2018シーズンと同じような展開でシーズン最終戦を迎えることになる。果たして誰がワールドチャンピオンに輝くことになるのだろうか? すべては千葉で明らかになる。

2019シーズン第3戦バラトン湖 マスタークラス:ラウンド・オブ・8結果
2019シーズン第3戦バラトン湖 マスタークラス:ファイナル4結果
2019シーズン第3戦バラトン湖 マスタークラス:最終結果
2019シーズン第3戦バラトン湖 マスタークラス:ワールドチャンピオンシップ順位(第3戦バラトン湖終了時点)
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