カザン 2019:室屋が開幕戦に続き優勝!

日本のエースパイロットがロシア・カザンの激戦を制す

 

Red Bull Air Race World Championship 2019シーズン第2戦カザンの決勝レースが開催され、2017シーズンのワールドチャンピオン室屋義秀が優勝して開幕戦アブダビに続く2連勝を記録した。

 

ラウンド・オブ・8でミカ・ブラジョー(フランス)を下してファイナル4進出を決めた室屋は、そのファイナル4で1番手を担当。クリーン&スムーズなフライトでいきなり1分3秒496をマークした。

 

室屋に最も迫ったのがマット・ホール(オーストラリア)だった。4番手で登場したホールは最終スプリットまで室屋に遅れを取っていたが、フィッシュゲート通過時は0.185秒差まで詰め寄った。ホールはこのタイムで2位となり、シーズン初の表彰台を獲得した。

 

現ワールドチャンピオンのマルティン・ソンカは2番手として室屋の次に登場したが、最初のバーチカルターンが高すぎたためにタイムを落としてしまうと最後までその差を取り返せず、3位のタイムでフィニッシュした。

 

3番手はフランソワ・ルボットだった。ファイナル4進出回数が少ないルボットはいちかばちかの全力フライトで見せるが、ゲート3とゲート16で2秒ペナルティを受けてしまい、最終的には室屋から5秒以上遅れてフィニッシュゲートを通過した。

 

 

ラウンド・オブ・8

 

ファイナル4に進出したパイロットたちはそれぞれラウンド・オブ・8で素晴らしいフライトを見せていた。

 

ラウンド・オブ・8の初戦ヒート8は、室屋が好タイムを記録してブラジョーにプレッシャーを与えると、ブラジョーがそのプレッシャーをまともに受けて自滅。ペナルティを重ねたブラジョーは室屋に易々とファイナル4の権利を譲ってしまった。

 

次のヒート9はソンカとベン・マーフィー(英国)の対戦だった。マーフィーが素晴らしいフライトを見せて1分3秒974を記録し、ソンカは好タイムを出さなければファイナル4に進出できない状況に追い込まれたが、現ワールドチャンピオンらしい冷静沈着なフライトを見せ、マーフィーを0.567秒上回ってファイナル4進出を決めた。

 

ルボットがクリスチャン・ボルトン(チリ)と対戦したヒート10は、ラウンド・オブ・8で最も僅差の戦いとなった。ファイナル4進出を賭けたレースが繰り広げられたが、ボルトンを0.358秒上回ったルボットがファイナル4進出を果たした。

 

ヒート11はマット・ホールとニコラス・イワノフの対戦となったが、イワノフが最後のハイGターンでオーバーGを記録してしまい勝負が決まった。コックピット内で残念な表情を見せたイワノフのあとにレーストラックに入ったホールはいつも通りのクリーンでスムーズなフライトを見せ、イワノフを1.126秒上回るタイムで勝利した。

 

 

ワールドチャンピオンシップは、53ポイントに伸ばした室屋が首位を守った。2位は室屋から9ポイント差の44ポイントでマルティン・ソンカ、3位は36ポイントのマット・ホールとなっている。残り2レースとなったが、まだ全員にタイトルの可能性が残されている。

 

初開催地となる2019シーズン第3戦バラトン湖(ハンガリー)は7月13日・14日に開催される。

2019シーズン第2戦カザン マスタークラス:ラウンド・オブ・8 結果
2019シーズン第2戦カザン マスタークラス:ファイナル4 結果
2019シーズン第2戦カザン マスタークラス:最終結果
2019シーズン マスタークラス:ワールドチャンピオンシップ順位(第2戦カザン終了時点)
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