


アブダビ2019:室屋が0.003秒差で優勝!
Red Bull Air Race World Championship 2019シーズン開幕戦アブダビの決勝レースが開催され、2017シーズンのワールドチャンピオン室屋義秀が0.003秒差というエアレース史上に残る僅差で優勝した。
ファイナル4の室屋は2番目のフライトが予定されていたが、1番目の予定だったニコラス・イワノフがレース機体のエンジンを始動できなかったことからリタイアし、フライト順が繰り上がった。リタイアしたイワノフはDNS(Did Not Start / スタートせず)扱いとなり、4位でレースを終えた。
フライト順が突如繰り上がったにも関わらず、室屋はほぼパーフェクトなフライトを披露。53.780秒を記録し、残り2名のフライトを待つことになった。
2番目にフライトしたマイケル・グーリアン(米国)は途中まで室屋をリードしていたが、2ラップ目で失速し、54.009秒でフィニッシュ。3位でレースを終えることになった。
この日のラストフライトを担当したのはマルティン・ソンカ(チェコ)だった。室屋を上回らなければ優勝できないことを理解していた2018シーズンのワールドチャンピオンはフルスロットルのフライトを披露し、途中まで室屋に対してリードを築いたが、その後失速。しかし、諦めなかったソンカはプッシュし続けて猛追したが、最後は室屋から0.003秒差の53.783秒でフィニッシュした。
前日の予選を首位通過して3ポイントを獲得していた室屋は、優勝で25ポイントを上乗せして28ポイントを獲得。最高の形で開幕戦を終えた。総合2位には22ポイントのソンカ、総合3位には21ポイントのグーリアンが立った。2019シーズンも緊張感溢れる1年になるだろう。
◼︎Information
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