千葉 2019:決勝レース日 マスタークラスパイロットリアクション

シーズンフィナーレを迎えたトップパイロットたちがコメントを発表した

Red Bull Air Race World Championship 2019シーズン最終戦千葉は最高のレース、最高のシーズン、最高のモータースポーツを提供してくれた。千葉でラストレースを終えたマスタークラスパイロット14人のコメントを紹介する。

 

 

優勝:室屋義秀

 

レースに勝ち、ベストパフォーマンスが発揮できたので、結果に満足しています。これが今年の自分の実力です。マット(ホール)にはわずか1ポイント届きませんでした。長年一緒に戦ってきましたし、彼のことを嬉しく思っています。ホームファンの前で優勝するのはこれで3回目です。フィニッシュラインを越える前に初めてファンの皆さんの姿を確認したのですが、皆さんからのエナジーを感じました。皆さんのおかげで敗者最速から優勝できました。

 

 

2位:カービー・チャンブリス

 

予選を最下位で終えていたので、優勝候補から外されているだろうと思っていた。しかし、巻き返した経験もあったので、自分は諦めていなかった。プッシュし続けた。千葉のファンは素晴らしかった。ホテルのロビーに下りれば、ファンがプレゼントを渡してくれる。このスポーツへの熱意を感じられる。優勝できれば良かったが、ヨシ(室屋)にとって最高の結果になった。

 

 

3位:マット・ホール

 

大きな安堵感を得ている。史上最高の脇役になってしまう可能性を心配していたので、チャンピオンになることができてほっとしている。非常にフラストレーションが溜まる展開だったが、相応しい結果が得られた。今日はプレッシャーを感じていた。過去にこういう場面(タイトル決定戦)を4回経験してきたが、今回はラストチャンスだったので、プレッシャーはこれまで以上に高かった。カメラの前では冷静で順調そうに振る舞っていたが、内心はずっと辛かった。今日は感情面で難しい1日だった。自分にはチャンピオンが相応しいと言うつもりはないが、参戦を続け、上位陣にプレッシャーをかけ続けてきた。年間総合トップ3に5回も入ったのに一度もチャンピオンを獲れなかったら、一生悔いが残っただろう。ようやく「自分はワールドチャンピオンだ」と言えるようになった。

 

 

4位:ピート・マクロード

 

今シーズンを振り返るのは難しい。自分たちは良いチームだったと思う。千葉でシリーズを終えるのはパーフェクトだ。このレースはファンにとって特別で、自分にとってもそうだ。ラストレースをここで見せられたのはスペシャルな体験だった。エナジーを感じられたので、ファンと一緒にレースを楽しめた。

 

 

5位:ニコラス・イワノフ

 

スタート前にカービーが近くにいたので2003年のテケルを思い出した。また一緒にフライトすることができた。ここでレースができて最高の気分だ。2004シーズンから参加を続けられたことを本当に嬉しく思う。カービーと一緒にラストフライトできたのも嬉しかった。

 

 

6位:ミカ・ブラジョー

 

ワールドチャンピオンを獲得したマット・ホールを祝福したい。チームとして全力を尽くした。これまでに積み上げてきたすべてを誇りに思っている。素晴らしい気分だ。

 

 

7位:フランソワ・ルボット

 

ラストフライトは多少悔いが残る内容だった。プッシュしすぎてしまい、大きなミスを2つ犯してしまったが、それでもやはり楽しかった。フライト以外のことを考えてしまった。レースエアポートが解体され、誰もが家へ帰る準備をしているのを見れば、さらに感傷的になってしまう。ファンがいるからレースが成立する。ファンの皆さんがいなければ存在できなかった。日本の皆さんが熱心に応援してくれていたことを噛みしめている。日本のファンは世界最高のファンだ。レースへの愛を示してくれた。

 

 

8位:ベン・マーフィー

 

良い終わり方ができたと思う。少し苦しんでいたので、ラウンド・オブ・8へ進出できて良かった。ペナルティを受けてしまったが、パイロンヒットに関してはバーチカルターンから戻ってくるまで気付いていなかった。どうやってヒットしたのか理解できなかった。もっと上へ行けたら良かった。ファイナル4へ進出して上位をかき回せれば良かったが、今年はマット(ホール)の年だった。ワールドチャンピオンを獲得したマットを祝福したい。また、優勝したヨシにもおめでとうを伝えたい。参戦2シーズン目での総合4位は素晴らしい結果だ。これ以上は望めない。

 

 

9位:マイケル・グーリアン

 

千葉では必ず最高の体験ができる。なぜなら、ファンが素晴らしいからだ。彼らがこのレースを成立させている。日本でのフライトは本当に特別だ。今日の自分のフライトはソリッドだったが最高ではなかった。マット・ホールに勝てていたら文句なしだっただろう。今日は空気が湿っていて、ハードにプルしなかった。ペナルティを恐れていたのでスピードが出せなかった。Red Bull Air Raceには数多くの思い出がある。自分が優勝した開催地、ブダペスト、アブダビ、そしてホームレースのインディアナポリスはRed Bull Air Raceのアイコンと呼べる開催地だ。最高の形で優勝できた。

 

 

10位:フアン・ベラルデ

 

例年通り千葉のレースは素晴らしい体験になった。ファンは最高だ。5シーズンずっと温かく迎え入れてもらった。ラストシーズンということで感傷的になっていたので、日本がラストレースで良かった。本当に特別な開催地だ。今日のフライトはとても奇妙だった。風のコンディションについては明確なプランを用意していて、実際良いフライトができたのだが、スピードが足りなかった。カービーのフライトと自分のフライトの間に風のコンディションが変わったのかもしれないが、とにかくタイムが良くなかった。しかし、予選首位突破もできたので、結果には満足している。良い形でRed Bull Air Raceに別れを告げることができた。

 

 

11位:クリスチャン・ボルトン

 

待機飛行中に美しいビーチを見下ろし、自分たちのフライトを待っている何万人ものファンを確認した。ラストレースにパーフェクトなロケーションだった。ここで飛べたことを光栄に思っている。心の底からハッピーだ。チームには厳しいレースウィークになった。オイルクーラーに問題があり、修理に時間がかかった。これがチームの負担になってしまった。自分のチームは最高だ。エナジーが素晴らしい。彼らと一緒に仕事ができたことを誇りに思う。感謝の気持ちを伝えたい。Red Bull Air Raceは心理戦なので色々なことに対応しなければならない。千葉の風もまたこのスポーツの一部だ。千葉は非常にテクニカルなレーストラックだ。正しいフライトができなければシケインで20ノットを失ってしまう。しかし、だからこそこのスポーツを愛している。このスポーツにプロとして参加できた自分はラッキーだと思う。この先が楽しみだ。

 

 

12:マティアス・ドルダラー

 

言うまでもないことだが、Red Bull Air Raceのラストフライトだったので感傷的になった。心の底から楽しんだ。素晴らしいタイムが記録できたし、チームも良い時間を過ごせた。まずはRed Bull Air Raceに関わっていた全員に感謝の気持ちを伝えたい。大切な思い出になるだろう。自分自身、自分のスポーツ、他人を学ぶことができた。アップダウンも数多く経験したが最高の時間を過ごせた。

 

 

13位:マルティン・ソンカ

 

当然だが、残念に思っている。風向きが昨日とは真逆で風速も高かったので、プルのスピードが速くなってしまった。そうなることを想定していたが、やり過ぎてしまった。昨日のコンディションだったらおそらく問題なかっただろう。馬鹿げたミスを犯してしまい、自滅してしまった。千葉はまた素晴らしいレースになった。ファン、チーム、パフォーマンスのすべてが最高だったが、ミスを犯してしまった。ミス以外は文句なしだった。最後のRed Bull Air Raceが素晴らしいロケーションと素晴らしい人たちに恵まれていたので、本当に幸せだ。

 

 

14位:ペトル・コプシュタイン

 

この素晴らしいスポーツに参加できたことを本当に嬉しく思う。今日はプッシュしすぎてしまった。レーストラックに入った時に風が強かったのだろう。進入スピードをチェックしたあとは、計測ミスであることを祈り続けていた。望んでいた形でレースを終えることはできなかったが、これがレースだ。プッシュしすぎてしまえばそこまでだ。シーズンフィナーレとラストレースを千葉で迎えるのはスペシャルな体験だった。ここまで素晴らしい旅ができた。参加できたことを誇りに思う。

 

▶︎2019シーズン 第4戦千葉 決勝レースの結果はこちら>>

▶︎9月8日(日) 18:00より決勝レースを特別配信。ご視聴はRed Bull TV アプリをダウンロード 

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