Track

レーストラック

Red Bull Air Raceで使用されるレーストラックの特徴を解説
航空レース専用にデザインされたRed Bull Air Raceのレーストラックは他とは一線を画している。高速低空飛行が繰り広げられるモータースポーツRed Bull Air Raceは、アブダビ・コルニッシュのような水上、またはドイツが世界に誇るユーロスピードウェイ・ラウジッツのような地上で開催されるが、地形を問わず、どのレースも世界有数の美しい景色が背景になる。

Red Bull Air Race World Championshipの開催地の多くがエキゾチックなロケーションのため、パイロットたちは高温や強風、嵐など様々な気候との戦いを強いられる。このため、Red Bull Air Raceは全てのレースが異なった内容となる。

 

レーストラック解説

1. スタート / フィニッシュゲート

 

このゲートで計時が開始・終了する

2. エアゲート(3~4セット)

 

パイロットはパイロン2個で構成されるエアゲート間を水平に飛び抜ける必要がある

3. シケイン

 

パイロットはレース機体を傾けながら3個のシングルパイロンの間を飛び抜けなければならない

4. バーチカルターン

 

パイロットはエアゲートを通過したあと、10G以上のGフォースがかからないように注意しながら、できるだけ速やかにできるだけ無駄がないラインを取って、レース機体を宙返りさせなければならない

パイロン

Red Bull Air Raceのアイコンと呼べる赤と白のコーン型パイロンは、クリエイティブなエンジニアリングの結晶だ。

エアゲートはRed Bull Air Raceで重要な役割を担っているが、複雑で矛盾する要求に応えなければならない。エアゲートは、機体が触れた瞬間にバーストするような柔軟性と、嵐や強風を含むあらゆる天候下でも直立できる強度を兼ね備えている必要がある。

最初期のパイロンは円筒型が採用されていた。その後、30回以上の改良を経て、より簡単にバーストするモデルが開発されたが、強風への耐性が弱いという問題が明らかになった。しかし、2009年にガソリンを使用する電気式送風機がパイロン底部に設置して内部の気流と気圧をパーフェクトに保つというソリューションが編み出され、この結果、パイロンは強風の中でも安定するようになった。

2004シーズンから全高20mのコーン型パイロンが採用されていたが、2014シーズンから全高が25mに変更された。また、形状も見直されてパイロンの内側が地面に対して垂直になったため、エアゲート間のスペースが直方体になった。

 

マティアス・ドルダラーのパイロンヒット
2018年8月26日にロシア・カザンで開催されたRed Bull Air Race Championship第5戦でパイロンヒットを記録したドイツ人パイロット、マティアス・ドルダラー